Hamaguri Ryoko-Soloris Works

ソロ活動のリス改め「はまぐり涼子」、絵を描く。

シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.44 『胸騒ぎのシチリア』Nov., 19, 2016

シネスイッチ銀座 - いよいよ明日19日(土)より 「胸騒ぎのシチリア」公開です... | Facebook

変な話ですが、なんだかティルダ・スウィントンという俳優は、

(敢えて俳優と呼ばせていただきますが)

裸がきれいな人です。いきなりですが。

なにげな~く着こなしてる衣装の一つ一つが、まあなんというか、

似合うし、肌きれいだし。

オルランド時代からそう思います。

中性的な怪物俳優なんですよね。

そして、今回目をひんむくほどのマシンガントークを披露したのは

最近喜劇俳優としてユーモラスな演技がいい感じの

レイフ・ファインズ

イラっとするけど、憎めないキャラ全開です。

そして、大人たちを静かなふてぶてしさで見つめ翻弄するのは

ダコタ・ジョンソン

あ~、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのあの子か~、

だいぶ妖しげな若い女の存在感なかなか~と思っていたら、

なんとまあ。メラニー・グリフィスと、ドン・ジョンソンの娘とか。

知らんかった。

サラブレッドだけど、もうご両親越えです。

日本ではなんか人気の出にくい感じの映画ですが、

英国では大人気だったそうですよ!

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シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.43 『92歳のパリジェンヌ』Oct., 28, 2016

またもや遅いアップです。。。

この映画が公開されてから数日後、友人の母上が亡くなられたと

連絡を受けました。

先日やっとご挨拶に伺い、長い闘病期間の事を少し聞きました。

介護は13年間、最初は死にたい死にたいとばかり言われていたそうです。

次男の彼は、バリアフリーツアーに連れて行ってあげたり、

一緒に住んでお嫁さんも8年間介護に関わったり。

今までお洒落でしっかりした母が車椅子になり、

自分のプライドも保てない介護が必要になる事、

思うように体が動かせない事にぶち当たり

お母様も息子の彼やお嫁さんも

たくさんの挫折感や焦燥感、失望感、怒りと悲しみで

辛いこともたくさんあったと思います。

最後は人工呼吸器を外して延命をしなかったという事ですが

本当にどんな終い方がふさわしいのかは、

本人と家族の問題かもしれません。

別れることはとても寂しいけれど、お互いへの思いやりを

積み重ねながらお別れした友人夫婦と母上の間には

見えないけれど確かな愛情があったと思うのです。

日々のニュースの中で聞く悲しい終わり方でない、人生の閉じ方。

ちょっと考えさせられました。

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シネスイッチ銀座 映画感想絵日記 vol.42 『シーモアさんと、大人のための人生入門』 Oct. 1, 2016

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かなり前から気になっていた映画です。

シーモア・バーンスタイン、86歳(撮影当時)ピアノ教師。

原題は、seymour: an introductionというシンプルなもので、

「シーモアさんのこと」みたいな感じでしょうけど、

日本語タイトルには、大人のための人生入門と付いています。

そういうだけあって、人生に関するシーモアさんの珠玉の言葉が詰まっています。

芸術に対する姿勢、演奏家として舞台に立つ恐怖との向き合い方、

音楽を通して得た人生の学び・・・。

シーモアさんが語る自分の生い立ちや、友人たちとの会話の中に

いかに生きて幸せになるかというヒントが沢山。

私が好きなシーンは、シーモアさんが自分のコンサートのために

もっとも良いピアノを選ぶところ。

New York Steinwayのピアノについては、

ジャズピアニストの野瀬栄進さんから色々お聞きしていたので、

特にそのピアノの理想的な音色に、

喜びをあらわにするシーモアさんの姿が印象に残りました。

ピアノも人間と同じで、製造方法は同じでも

手仕事によって全てのピアノに違った個性が生まれるのです。

美しいピアノの音色と共に、

シーモアさんの落ち着きと優しさに満ちた語りを

かみしめて観ていただきたい映画です。

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腹の虫。

虫の居所を探すと、それは大抵腹のあたり。
言葉を探して書き出しているうちに、
腹の虫はだいぶ落ち着いたようです。
腹立ち紛れにやけ食いはしませんでした。

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シネスイッチ銀座 映画感想絵日記 vol.41 『白い帽子の女』 Sep.24, 2016

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ここ数年は、人道支援でも話題の多いアンジェリーナ・ジョリー・ピット。

彼女が監督した作品の日本公開直前に、

離婚申請とはまたドラマチックな現実。

えっと、映画のテーマは愛の再生なんですけれど。。。

この映画の中のアンジーは、とにかくエレガント。

時代設定が70年代で、フランスということもあり、オシャレです。

すごく細いのに、なんでこんなにお胸がおっきいのでしょう。

そこに目がいっちゃうはまぐりですが、

いやちゃんと考えましたよ。

「嫉妬」の行方ってものを。

やっぱり自分が持ち得なかったものを、

隣人が幸せに手に入れる姿をうらやましく思うのはよくあることです。

それがどんな形で現れるかは、人それぞれなのですが、

アンジーの表現を映画で観ていただければと思います。

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文字のお勉強。

絵も好きですが、字も書くのがすきなはまぐりです。
最近、念願の習字を始めました。

小さい頃から文字を書くのは好きだったけれど、

ちゃんと書道を習ったことはありませんでした。

最近忙しさにかまけて通えていなかった茶道を再開し、

そのちょっと前に、いい先生と出会ったので書道始めました。

きかっけは非常にシンプル。

「お茶事の床の間の掛け軸の字が読めるようになりたい」

日本人なのに、平安がなも読めないのはなにか口惜しい。

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というわけで、月一で習い始めて三ヵ月。

やっと自分の名前と住所から、次の歌の練習に入りました。

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添削していただく間、先生はとてもいいことを色々言われるのですが、

型を覚える身のはまぐりは、先生の筆先を目で追うので

手いっぱいです。

そういえば、茶道もお点前をしている時は

頭が結構空っぽでとにかく体に型を覚えさせるので

一杯なのです。道とはよく言ったもの、これは修行です。

ますます字の世界が楽しくなってきたはまぐりです。

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シネスイッチ銀座 映画感想絵日記 vol.39 『太陽のめざめ』 Aug.6, 2016

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おっとっと。

実はこちらが8月一本目の映画でした。

大女優カトリーヌ・ドヌーヴと、新人俳優ロッド・パラドの光るドラマ。

ロッド・パラドの演じる少年マロニー(マロニーちゃん!)の

やり場のない苛立ちや怒りの根源は、「愛されたい」という渇望。

愛への渇望が暴力という衝動に表現に変わる。人間とは不思議な動物ですね。

何度もさじを投げられてきた少年が、彼を諦めない人々の想いに

なんども寄り道をしながら応えていく姿を観ていたら

ちょっとドキュメンタリーを観ているような気持ちになりました。

静かによい映画です。

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