シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.50『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』
シネスイッチ銀座 - 「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」 いよいよ明日4日(土)より公開です... | Facebook
3月4日はもうひとつ素敵な音楽ドキュメンタリーが公開されます。
ヨーヨー・マと言えば、現在世界で一番有名なチェリストですが、
彼が2000年に始めた音楽プロジェクトを追ったこのドキュメンタリーは、
正直言って期待していた以上の感動をくれました。
シルクロード上の国の音がまじりあった彼らの演奏に
思わず胸が熱くなるのはきっと私だけではないはず。
個人的には、20年前に留学したスペインのガリシアから
ガイタ(バグパイプ)奏者が出てきて興奮。
もちろん、シリアのクラリネット奏者と画家の二人にも
心を打たれ、イランの超渋いケマンチェ奏者にも
ハートをぶち抜かれました。
冗談はさておき、素敵な音楽ドキュメンタリーに
出会えて心から感謝。
是非映画館で彼らの熱い音楽を聴いてください。
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シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.49『しゃぼん玉』Mar., 4, 2017
シネスイッチ銀座 - 「しゃぼん玉」 いよいよ明日4日(土)より公開です... | Facebook
原作の小説が有名だそうですが、恥ずかしながらワタクシは未読。
まあお恥ずかしいのですけれど、映画を観る場合、
原作を読みこまずにいることが逆に先入観や比較なく
映画作品そのものを純粋に楽しむメリットになると私は思います。
今回も予告編も観ず、ネットからの情報もほぼ入れず、
原作も知らずに観た映画なのですが、本編が始まり
主人公の青年が辿りついた場所が宮崎県の椎葉村と分かったとたん
ぐぐっと惹きつけられました。
かれこれ5年ほど前、大変地味ながら味わい深いドキュメンタリー映画を
地元で上映したのですが、その「森聞き」という映画の中に、
椎葉村のクニ子おばばという焼畑名人が出てきたことを思い出したのです。
過去に映画を通して訪れた椎葉村の記憶が引き出され、
青年がついつい居座ってしまうそののどかな村が
俄然親近感のある懐かしい場所として見えてきてしまいました。
お話についてはイラスト絵日記を読んで頂くとして、
市原悦子さんの絶妙なるとぼけ具合と間に引き込まれ、
主人公をしごくおじじ役綿引勝彦さんの
迫力と渋さと優しさによって温かい気持ちになった映画です。
主題歌は秦基博さん。いい。いいですわ、やっぱり。
いつか私も椎葉村の平家祭りにいってみたい。
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個展終了のご報告。いらしてくださった皆さまありがとうございました!
大変遅くなりましたが、2月10日から開催した3日間の個展のご報告です。
まずは、個展をすると決めてから支えてくださった方々、
当日お越しいただいた沢山の方々、どうもありがとうございました。
個展が始まる二週間前くらいからは、不安と期待とで
色んな事が落ち着かない状態でしたが、
始まってしまえば本当に楽しい3日間と一晩でした。
9日の昼からFIESTAへの搬入・設営を開始し、
15分遅れで開始したプレ・オープンは、
東逗子でシェアハウスオーナーを務める河本ここのさんと晃さんの
FIESTAレギュラーイベント「ここのつバー」とのコラボイベントになりました。
わたくしの出し物は、はまぐりみくじ。
私が考えた20個のメッセージを書くために、
はまぐり型の紙をせっせと切り貼りしてくださったここのさん、
どうもありがとうございました。
ここのさんのサポートと美味しいカレーで、
沢山の方に楽しんでいただけたと思います。
メインの作品5点は、紙で全て表現するのが私らしいということと、
2Dで程よく奥行を出すことで、観る人が私の好きな世界に
入り込めるようにという理由で
この個展ではシャドウボックスにしました。
(写真▼Photographed by Wataru Akaneya)
(写真▼Photographed by Wataru Akaneya)
こちらは原画とその他普段描いているイラストの展示。
土曜日の夜は、小田原で果樹園を営んでいる料理上手の友人による
贅沢な鍋ナイトでした。
おでんとポトフには、それぞれ和田農園の無農薬野菜を豊富に使い
お惣菜も贅沢な牡蠣の磯辺揚げなんかも出たりして、
東京から来てくださった方々も楽しんでいただけたようです。
搬入の日は雨、初日の午後は雪ふぶき、二日目も一時雪まじりと
お天気は冬将軍が元気でしたが、最終日はよい御天気でした。
個展としては、とても小じんまりした展示でしたが、
初個展の自分にはちょうどよいサイズだったと思っています。
最初だからと頑張って息切れしても仕方ないし、
現状の制作環境の割には細かい作業含め自分はようやったわいと
思っております。(笑)
書の達人からこんな素敵な御朱印みたいなお祝いも頂いちゃいました。
(写真▼Photographed by Wataru Akaneya)
とにかく細部まで描き切ろうと思ったメインの作品「脳内アトリエ」。
初日に来てくださった方々から虫めがねが欲しいねと言われ、
それをFBに投稿したら、なんと友人が虫めがねを差し入れしてくれました。
何気なく置いておいたらみなさん自然に虫めがねを手にとって御鑑賞♪
本のタイトルまで書いた私としては、あ!この本がある!私も持ってる!
なんて教えてくださったり、この絵の部分は入れ子になってる!なんて
気付いてくださるのがとても楽しかったです。
(写真▼Photographed by Wataru Akaneya)
あとですね、今回嬉しかったのが小さい方々、若い方から
かわいい、楽しいと言っていただけたこと。
絵が大好きな女の子が、東京からお母さん(私の友達)と一緒に来てくれました。
夢中になって観てくれたこんな姿に、とっても嬉しくなりました。
今回の個展でご披露したハマグリノモトである
5つの作品については、パンフレットにその制作背景を書きました。
かなりギリギリになってからの制作でしたが、
結果的にこの冊子を作って本当に良かったと思います。
その場で楽しんでいただくこともとっても嬉しいけれど、
家に帰ってじっくり読みました、と感想を頂くと本当に
本当に嬉しいです。
(写真▼Photographed by Wataru Akaneya)
あ~終わった!とボケボケしていたら
いつのまにか4月の個展が静かに迫っております。
最低でも2作品追加で作成したいと思っているので、
焦り始めているハマグリです。
次回は、4月22日~30日の鎌倉路地フェスタ中、8日間通して
二階堂のレインボーステイさんで展示させていただきます。
展示中はカフェ営業もしていただくので、ゆっくり見ながら
のんびりお茶していただくもよし、前後に近くの覚園寺(かくおんじ)さんを
お散歩見学するもよし、かなり奥地ですので
どうぞ歩くのが楽しいお天気の日にいらしてください。
私も期間中2回ある土日の午後は会場にいる予定です。
どうぞよろしくお願いいたします♪
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シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.48 『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』 Jan., 28, 2017
シネスイッチ銀座 - 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」 いよいよ明日28日(土)より公開です!... | Facebook
みんな知ってるレオナルド・ダ・ヴィンチ。
だけど、知らないことだらけのレオナルド・ダ・ヴィンチ。
美しい映像で、レオナルドの人生の旅路を一緒に追いかけてみませんか?
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シネスイッチ銀座 映画絵日記 vol.47 『ショコラ~君がいて僕がいる』 Jan., 21, 2017
シネスイッチ銀座 - 「ショコラ ~君がいて、僕がいる~」 いよいよ明日21日(土)より公開です!... | Facebook
1月第一弾の映画@シネスイッチ銀座は、フランスのサーカスで活躍した
フティットとショコラの道化師コンビの物語です。
いつも大らかでにこにこ笑い、女好きで賭け事に目がないカナンガ改めショコラと
ストイックに芸を極め、道化師のトップに返り咲きを狙うフティット。
対照的で衝突もするけれど、フティットはショコラを才能ある相棒として
認めた貴重な人物でした。
ショコラの、自分自身を認めてほしいという切なる思いに
私の胸も締め付けられる一方、
彼の宵越しの銭を持たぬ浮かれた金の使いっぷりにはため息。
そりゃあ、こんなに人気出たら頭に乗るよね、とは思いますけどね。
むしろ慎重なフティットに、なぜ浮かれない?!あんたえらすぎよ、と
突っ込みたくなってしまう。
ショコラの波乱万丈な人生の物語、
是非映画館でご覧いただきたいです。
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0円キッチン監督来日と井出留美さんのお話
0円キッチンという映画が来週公開されるのですが、
監督来日クラウドファンディングをした友人の代理で
急遽シンポジウムに行ってきました。
食品ロス問題に明るく前向きに取り組んだ
ドキュメンタリー映画です。
今回はオーストリア人ダーヴィド・グロス監督と
食品ロス問題専門家 井出留美さんのお話を中心に
メモってみました。
食品ロスで思いだすのは、3.11の直後英国大使館で聞いた
セカンド・ハーベスト・ジャパン理事マクジルトン・チャールズさんのお話。
今回登壇した井出留美さんは食品メーカー出身のフードロス問題専門家。
単発でじっくり講演を聴いてみてもきっと面白いだろうと思います。
お腹がすいたらどこでも食べ物が手に入る日本にいると
なかなか実感がわかないですけれど、
毎日一人ひとりがおにぎり一個分のご飯をゴミ箱に捨てているのと
同じ量の食品廃棄があるってオカシイですよね。
年間632万トンの食品廃棄って考えると何もできないけど、
やっぱり自分の冷蔵庫と食品戸棚に適正量を維持することから
始めるのが一番なんだなぁと思いながら帰宅しました。
被災したり緊急時のことを考えると
溜めこんでしまいそうになるけれど、
そのとき必要な分だけ、
あるいは、これは本当に必要なのか、と
毎日レジに向かう前に考えるだけでも違うのかもしれません。
いやもう、そんなことやってるわい!って言う方は、
それでもきっと観たら発見がありそうな映画。
ダーヴィド・グロス監督が明るい語り口で
ドキュメンタリーのトーンも良い感じです。
明日は、ちょっと冷蔵庫の中身確認しようかなぁ。。。
はまぐり涼子展「ハマグリノモト」2017年2月10日~12日@鎌倉由比ヶ浜FIESTA
展示すると決めた点数まであと一歩。
というわけで個展のお知らせをいたします。
たった三日間ですが、まあきちんと終日会場にいて
来てくださる方にご挨拶できるのはこれくらいの期間で
いいかなと思っております。
映画のイラストをシネスイッチで飾って頂いている以外での
単独展示は初めてになるのでどっきどきです。
数は少ないのですが細かい絵を描いてしまいまして、
これから切り貼りするのでまだ一カ月近くは家で作業です。
切り貼りです。めんどくさ!
なぜこういう七面倒臭いことをするのか
自分でもよくわかりませんが、やってみます。
多分その方がちょっと面白いので。
がんばろう、がんばろう。
FBでイベントページもございます。
毎日毎日絵を描く日々を久しぶりに過ごしていますが、
絵を描いている間も頭の中はぐるぐると思考を巡らせていて
不思議な内省時間にもなっています。
また新しいアイデアが生まれてきたりもするし、
次はどんな風にしようかな、なんて前のめりしたり。
色んな人の顔が浮かんできて、私の絵を見てどう思うのかな
なんて考え始める時は集中力の切れ目。
比べない自分を保って個展を迎えられたらいいなと思います。