Hamaguri Ryoko-Soloris Works

ソロ活動のリス改め「はまぐり涼子」、絵を描く。

やっとこさ、iichi出品です!

www.iichi.com

やっと出しました~~~~!!!

地元の方だけでなく、もしどこかでふと観ていいなと

思ってくださる方がいたら、

そして、ネットでポチっと押して買って頂けるなら、

そんなありがたいことはない。

でも、自分営業が大変へたくそなはまぐり涼子、

お知り合いの皆さまにシェアしていただけると嬉しいです。

認知度ひくーいハマグリですから、これから頑張ってまいります。

第一弾は、おかしな家シリーズ。

動物も追々出していきますが、動物ものはトートバッグにしました。

ぜひともよろしくお願いいたします!

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なないろマルシェ終わりました!

この2年、個展を開催するにあたり多大なるサポートを頂いた

鎌倉のレインボーステイさんで、第7回のなないろマルシェが開かれました。

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無事お天気となり、風もなく、屋外出展者には大変有り難い一日でした。

今年の春に初めてやってみたはまぐりペイントも、ちびっこ興味津々。

そして、みんなキラキラを塗りたがる。笑

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3歳くらいの女の子がおおいですが

筆を通して感じる絵の具の感触と、

意外と思うように扱えない筆に苦心しながら

それでもおもいおもいに塗っていきます。

またハマグリかよ!と思われても、またどこかでやるつもり。

小さなキャンバスを塗る楽しさ、地味に地道に

大人にもやってほしいと思います。

そんなつもりで昨日一生懸命(八割がた慌てて)塗った二十四節気はまぐり。

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せっかく塗ったこれらを当日忘れるポカや、

全ての片付けをしてフーッと一息ついた途端に

iPadを忘れてきたり、ポカはやりましたが、

助けてくれる友人達のお陰で良い一日でした。

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ありがたや、ありがたや。

これからも地道にがんばりまする!

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はまぐり映画日記33 おとなの恋の測り方 

2018年10月30日鑑賞。

ここ一週間ほど風邪をひいて、久しぶりに鼻みず鼻づまり。

ぼーっとするんですよね、この鼻づまり。

だいぶ治ってきたものの、まだ鼻と喉の奥がすっきりしませんで、

文章もちょっとスムーズにでてきません。

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ヴィルジニー・エフィラのフランスロマコメ女王ぶりもよいのですけど、

魅力的な人の価値って何で決まるの?という軽妙なコピーを

ふりまきつつ、結構深い問題をつついた映画です。

どんなに多様な価値観を認め合う社会にあっても、

やっぱりどこか古風な概念がつきまとう「イイ男」観。

顔が良くて、知性的で、ユーモアがあって、リッチで、おしゃれ。

もちろん背が高くて・・・という条件がなんとなく誰もが

想像しうる「いい男」ではないでしょうか。

この映画では、「いい男」のわかりやすい条件として背丈を

取りあげていますけれど、それはきっと一つの例であって、

私たちは人を見定めるときに、色んな固定観念と偏見を

引っ張り出して、「判断軸」として使っています。

世間一般が認める条件から外れると不安だし、

疎外感はあるし、孤独だし、怖いもの。

自分の中にある偏見と向き合って、つらさに抗ったり

負けたりしながら、でもやっぱり失いたくないと

思える相手が見つかったら、それってすごくすごく

幸運なことに違いありません。

主人公と彼女を受け止める小さくて素敵な恋人、

そして彼らを囲む人々の描き方もとても面白くて楽しかった。

 

軽妙洒脱なんだけれど、ほろりと苦くて、

温かい気持ちになる素敵な作品です。

はまぐり映画日記32 「教誨師」

2018年10月20日鑑賞。

大杉漣さん最後の作品です。

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6人の死刑囚と、彼らが希望したが故に面会に来る教誨師との対話。

実はまだ、天国へ旅立ってしまった大杉漣さんという存在に

センチメンタルになっておりましてあんまりまともな感想になっていません。

いやぁ、素敵な俳優さんでしたね。

あのごついお顔には優しさも厳しさもにじみ出ていました。

人生を全てわかったような上から諭すような人間ではなく、

自らも複雑な過去を抱えたまま生きる宗教者を

あまり偏りなく淡々と演じていました。

牧師佐伯も、死刑囚の6人との対話を通して

自分と向きあうことになる一人の人間でした。

罪を犯した人々のそれぞれの語りには、

何かおかしみも感じつつ、切なさもじわじわと感じました。

私はなぜ映画が好きなのかと言うと、

作品を観た後に「こうあるべきだ、こう考えるべきだ」というところに

辿りつく事よりも、何かの側面をありのままに

(あるいは何かのフィルターを通して)物語や物事を見せられて

結局どういうことか結論に至らずともぐるぐると思いを巡らせるのが

好きなんだなぁと思います。

この作品もそうかもしれません。

死刑制度ってどうなのよ!?とか、

この犯罪ってどうなのよ?というあからさまな

問いかけをしているわけではないけれど、

少なくとも人が人を裁くにあたり、

どこまで許されるのか、なんていうことを

考えたりするきっかけにはなります。

ぜひぐるぐる考えたい方は観てください。

はまぐり映画日記31 「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」

2018年9月鑑賞。

移民問題、福祉体制、いろんなことが日本と違う国ドイツ。

映画で文化や制度や、人々の物事の捉え方の違いを

改めて知ることが度々あります。

この映画は視覚障害で自分の夢を断たれることを理由にせず

健常者(って言い方もなんだかあまり好きじゃありませんが)と同じ

土俵に立ってすさまじい努力で夢の実現を目指そうとする若者のお話です。

実話ベースってのがまた驚きです。

劇中、視覚障害を観る人にも味わってもらう映像が出てきますが

はっきり言って目で観て全てを判断することに慣れている私にとっては

驚きの世界でした。

主人公を演じるコスティア・ウルマンのハンサムでキュートなイケメンぶりを

差し引いても、実際にサリヤ・カハヴァッテ氏が一流のホテルマンとして

働くことができたのは、周りの人々がサポートしたくなるほどの人柄や

その障害に甘えない努力があったからこそなのかもしれません。

最近、社会の側面をしっかり捉えつつ、エンタメ性も高い

バランスのいいドイツ映画が気になります。

もっと日本でも公開する作品が多くなるといいなぁ。

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はまぐり絵日記 ゆっきーの満月ごはん

食べ物絵日記は、何か納品が終わってから描こうと思っているので

どうもタイムラグが出てしまいます。

暑くして仕方がなかったこの夏の満月ご飯。

ただ流れて埋もれていくFBの投稿で終わらせるのはもったいない。

ということで、ハーブとアジアご飯の料理家ゆっきーの

満月ご飯をスケッチに残しました。

以前に描いたご飯を作るきみちゃんこと君成田愛子さんも

ゆっきーことコダマユキコさんも、とてもクリエイティブ。

作るのは大変でも一口で胃の中に消えていく食べ物に

多くのエネルギーを費やし、なによりも

食べる人たちが自分の作る料理で幸せな時間を過ごせるように

目に見えぬ地道な努力をしています。

美味しい!という言葉を日々の糧にする彼女たちの

努力はなかなか目の前で観る機会はありませんが、

何年か続けてゆっきーやきみちゃんたちのご飯を食べる機会に

恵まれている私としては、その進化にとても刺激を受けます。

ゆっきーの作るタイ料理はことのほか美味しくて

友人たちの間でも評判が良く、彼女の味の表現には

ハーブが大きく関わっています。

さりげなく使われた沢山のハーブで、胃もたれもなく

スッキリ鼻に抜ける爽やかさと、ピリリと効いたスパイスを

沢山の料理で堪能しました。

普段なら鶏肉を多く使うグリーンカレー

豚のスペアリブを使った深い味わいのグリーンカレーとなって

現れました。これにはあんまり美味しくてビックリしました。

粗い絵で恐縮ですが、こうやって描き残すことで

彼女の料理が記憶に深く残ります。

現在シネスイッチで上映している「アラン・デュカス宮廷のレストラン」

というドキュメンタリーを思い出します。

『料理人というのは、思い出の作り手』

『高級料理とは食べる人に無形の芸術として記憶を刻むこと』

そんなようなことを言っていました。

目ん玉が飛び出るような金額を出さなくても、

ありがたいことにユッキーのご飯はもっともっと

私たちのお財布に優しいですが、

それでも素晴らしい思い出の作り手になってくれていると思いました。

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はまぐり映画絵日記30 スリー・ビルボード(ミズーリ州郊外エビングの三枚の看板)

タイトルに込められた意味を感じる映画です。

いくら長いタイトルであっても、スリー・ビルボード

切ってしまうとイマイチだなぁと思います。

短い邦題では伝わらないこの映画のすごさ。

ミズーリ州と言う場所がアメリカにとってどんな意味をもつのか。

アメリカに住んだ経験や社会に詳しくないと

私も含め多くの日本人にはその意味がすぐにはわかりません。

人々の行動が予想の斜め上を行く

怒りと、悲しみと、不思議なユーモアと

のんびり感が混ざり合った映画。

白黒、善悪をきっちり線引きしきれない複雑さ。

日本公開の2月に観たらどんな気持だったかなと思います。

あのときは重そうな気がして受け止めきれないと思ったので、

シェイプ・オブ・ウォーターに流れたんだっけ、と思いだしました。

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