5/5は、「暮らしと手しごとをたどる上映会」Vol.2 『イヨマンテ』を上映します。
地元で年1回ペースで行っている上映会のお知らせです。
1970年代後半に民族文化映像研究所というしぶ~い団体ができました。
ここの映像がまたしっぶ~い民俗学系でして、
日本の山村の祭事・神事、暮らしと手仕事を記録しており、
非常に地味ですが、良く見るととても面白い。
結構民映研の洗礼を受けて、ドキュメンタリー映像を
撮っていらっしゃる方々も多いのですよね。
民映研の作品は、淡々としていて、時折寝落ちの危険もあるけれど、
やっぱり素晴らしい記録映像なのです。
去年は、アニメ『かぐや姫』でも使われた
木地師の暮らしと仕事を記録した作品を上映しました。
今年は、アイヌです。
午前と午後の部、二回ございます。
予約は必ずメールにてお願いいたします。
電話は当日問い合わせのみです。
◆時間:
午前の部 10:00~12:00
午後の部 13:30~15:30
◆料金:
1200円(お茶つき)
(各回ともに定員30名)
◆場所:
カジュ・アートスペース
http://khaju.com/
◆予約&お問い合わせ:
group.mirai88@gmail.com
◆◆◆ 上映作品 ◆◆◆
民族文化映像研究所作品:№8 「イヨマンテ」
(1977年/1時間43分/自主制作/
イヨマンテとはイ(それを)・オマンテ(返す)という意
アイヌ民族にとって、熊は重要な狩猟対象であるとともに
熊は神の国から、毛皮の着物を着、肉の食べ物を背負い、
1933年3月上旬このイヨマンテは行われました。指導
「本物のイヨマンテを覚えておきたい。」というアイヌの
準備は、山から材料の木や草を集めて、祭祀道具を作り、
イヨマンテは、アイヌの自然観、生命観が凝縮したまつり
生命体である人間と他の生命体である動物との対峙。そこには人間の信仰、文化の
1960年代の高度成長期、当時大多数の人が見向きもし
その中でも「イヨマンテ」は他のどの地域とも違う示唆を私たちに与えてくれます。
とても味わいのふかい作品であり、今日の私たちにはなか
この機会にぜひご覧ください。