みっちゃんのご飯には、彩の魔法がかかっています。
素敵なご飯をつくるみちこちゃんという料理家さんがおりまして、
私の住む町の山の家で、お野菜を中心としたお料理教室を開いています。
お友達という役得で、よくご飯にも呼んでくれるのですが、
あるとき、「にんじんのかき揚げ食べに来ない?」と連絡をくれました。
もちろん行かないわけがありません。
だって私のミドルネームはアゲモノです。
ウキウキしながら山のお家の階段を上り、ドアを開けて
ダイニングへ辿り着くと、
美しいお皿に、美しく盛られたお野菜のオードブルが。
かき揚げモリモリオンリーでも狂喜するのに、
その前にちゃんと目も楽しませてくれるお野菜のお料理まで。
もう一人のステキな料理家のお友達も、
「みっちゃんのお料理はいろどりと美的センスが抜群よね」とため息。
とんがったかっこつけた美しさではなくて、
素材の声をちゃんと聞いたような活かし方。
今年の春に開催されたステキな一日カフェでも、
彼女の美味しいタルトを頂きました。
文筆家裕子さんの入れてくださる紅茶ととても合う優しい味でした。
みっちゃんのスコーンも食べたのですが、それはまたの機会に。