シネスイッチ銀座 映画感想絵日記 vol.26 『ディーン、君がいた瞬間(とき)』 Dec, 2015
今週末公開。
あのですね、思いの外いい映画でしたよ、これ。
単にディーンに焦点を当てるだけでなく、
写真家ストックとのやりとりを通して見える、
苛立ちとか孤独とか鬱屈した思いが、
空気に混じって見えるような気がしました。
ちなみに、このころのハリウッドは、
スポンサーにタバコ産業がガッツリ入っていた時代。
1930年代からタバコ産業は沢山の宣伝費を
ハリウッドに流していたことは有名ですよね。
だから今でもタバコは映画の小道具。
面白いくらいに年がら年中タバコ吸ってます。笑
私たちくらいの世代なら、そのカラクリをわかっているから、
歴史としてナルホドね〜ってみておくと良いかも。
それはさておき、映画に流れるジャズと共に、
主人公のディーンとストックが生み出す
言語化できないあの時代の雰囲気を堪能してほしいです。
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