語る力とユーモアと。
1つのもので、何か物語が始まりそうな、
あるいは既に始まっていそうな気配を醸し出す。
そんな力のあるものが好きです。
想像が広がる力のタネを持っているものが好きなのです。
非日常でも普段の生活にほど近くても、物語性や遊び心のあるものに
出会うと、気持ちが高揚します。
神山明さんという彫刻家の方の作品がその最たるもので今一番好きですが、
彼の作品で今実際に見ることができる場所は旭川美術館。
私が直に見たことのある作品のタイトルは、『いつもの道に迷い込む』。
もうタイトルだけで不思議な物語の世界が始まっている作品です。
是非機会があったら行ってみてください。
(展示状況は同館に確認を)
■■旭川美術館トップページ■■ | 教育庁北海道立旭川美術館
さて、普段の作品でもっと手軽に楽しめて使えるものですと、
お気に入りはこちら。
カレーじゃないですよ、シャベルです。
あ、スプーンです。
志村マコトさんの木工作品。
お茶目です。ユーモラスです。(ご本人も楽しい)
これで、ザクザクとキーマカレーを食道に放り込んでやりました。
満足。
もう一人、今夏知ったステキな作家さんの作品があります。
cupolaという名前で作品を発表している20代の女性は長野市在住。
先日彼女から送ってもらった作品集の一部をちらり。
彼女の世界観もすごく好きです。
これ実用的じゃないよね?っていう造形のものもあるけれど、
アートってそういう実用性だけでもないじゃないですか。
カワイイし、ユーモアににやりとするし、
身につけたいけどこれ指輪としては普段つけられないよね!
という突っ込みもしつつ、オートクチュールのドレスは
普段着ないけどうっとり幸せな気分になるのと同じだなと思ったり。