Hamaguri Ryoko-Soloris Works

ソロ活動のリス改め「はまぐり涼子」、絵を描く。

はまぐりの独り言:日々のスケッチ

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ただ絵を描いていてその後何もアクションしなければ

もちろんおまんまの食いあげになるのですが、それがわかっていながら

動けずどうしよ~と悶々としてうちにこもる。

という、ループに陥りかけました。

モノづくりで日々苦労している旦那さんを持つ友人が声をかけてくれて、

ちょっと家から出る理由を作ってくれたり、

ただ話を聞いてくれたりということが

この上なく心の負担を軽くしてくれることがあります。

結局、自分が動かなくては何も始まらないのですが、

「そのにっちもさっちもいかない感じ、わかるよ。話そう、話そう。」

という流れに少しでも持っていってくれるだけで、

なんとなくスッキリしてがんばらなくちゃ、と

動き始めるきっかけになるんですね。

そう。私はたまに聞いてくれる人がほしいわけです。(笑)

だけど聞くっていうのはかなりのエネルギーと包容力を要するので

だれにでもできるものではないわけで、頼るというのはなかなか難しい。

人に会うたび少し浮上しては、また一人になったとき沈下してと

日々気持ちの上下の忙しいワタクシではありますが、

今日友達にこれまでに描きためた日々のスケッチを見せているうちに、

やっぱりこの一枚一枚がその時の私の日記であり、

迷走も爆走も成長記録だなと思いました。

本当に悶々としている時は描けないので滞る。

一気に想像力にエンジンがかかると一日に何枚も描く。

なんと単純な自分。

人によってはスタイルが散漫とか色々ご意見があるでしょうが、

ずらっとスケッチを置いてみると

この日々の揺らぎに加えた関心の分布と推移が

そのランダムさに現れているようで結構面白いなぁと感じました。

なにかしっかりとした作品を見せる前のバラバラなウォーミングアップや

習作を一気に見せることはちょっと恥ずかしい感じもありますが、

そもそも日々を描くのを基軸とするはまぐりとしては、

ここを見せずになんとする、と勝手に思いました。

今年4月の展示についてもかなり前から悶々としていますが、

このスケッチ日記の積み重ねが展示のテーマに関係ないようで

実は縁の下になっているんです。きっと。

去年の展示に向けて動いていた時のアウトプットとはまた違う流れです。

四方八方に関心を向けながら、どこかの時点で

一気に展示に向かう気がしています。

そして、この一見ばらばらのスケッチも

「日々のスケッチ」として展示する機会がもてたらいいなと思っています。