はまぐり映画絵日記30 スリー・ビルボード(ミズーリ州郊外エビングの三枚の看板)
タイトルに込められた意味を感じる映画です。
いくら長いタイトルであっても、スリー・ビルボードで
切ってしまうとイマイチだなぁと思います。
短い邦題では伝わらないこの映画のすごさ。
ミズーリ州と言う場所がアメリカにとってどんな意味をもつのか。
アメリカに住んだ経験や社会に詳しくないと
私も含め多くの日本人にはその意味がすぐにはわかりません。
人々の行動が予想の斜め上を行く、
怒りと、悲しみと、不思議なユーモアと
のんびり感が混ざり合った映画。
白黒、善悪をきっちり線引きしきれない複雑さ。
日本公開の2月に観たらどんな気持だったかなと思います。
あのときは重そうな気がして受け止めきれないと思ったので、
シェイプ・オブ・ウォーターに流れたんだっけ、と思いだしました。
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