はまぐり映画日記31 「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」
2018年9月鑑賞。
移民問題、福祉体制、いろんなことが日本と違う国ドイツ。
映画で文化や制度や、人々の物事の捉え方の違いを
改めて知ることが度々あります。
この映画は視覚障害で自分の夢を断たれることを理由にせず
健常者(って言い方もなんだかあまり好きじゃありませんが)と同じ
土俵に立ってすさまじい努力で夢の実現を目指そうとする若者のお話です。
実話ベースってのがまた驚きです。
劇中、視覚障害を観る人にも味わってもらう映像が出てきますが
はっきり言って目で観て全てを判断することに慣れている私にとっては
驚きの世界でした。
主人公を演じるコスティア・ウルマンのハンサムでキュートなイケメンぶりを
差し引いても、実際にサリヤ・カハヴァッテ氏が一流のホテルマンとして
働くことができたのは、周りの人々がサポートしたくなるほどの人柄や
その障害に甘えない努力があったからこそなのかもしれません。
最近、社会の側面をしっかり捉えつつ、エンタメ性も高い
バランスのいいドイツ映画が気になります。
もっと日本でも公開する作品が多くなるといいなぁ。
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