Hamaguri Ryoko-Soloris Works

ソロ活動のリス改め「はまぐり涼子」、絵を描く。

自主的軟禁生活明けました!

明けまして2018年。

本年もどこかでこのブログを読んでくださる皆さま、

どうぞよろしくお願いいたします。

昨年頂いたあるお仕事で、ずっと頭の隅にあった一つのテーマがあります。

それは、デフォルメ。

造形美術で、「その形態を意図的に変形すること」というその定義。

しかし、そのデフォルメの程度の求め方は人によって千差万別です。

いやー、難しい!

デフォルメに悩み過ぎて新しいアカウントまで生まれてしまった。

いやウソですが、左手の可能性開拓と称して

甘栗京子というアカウントは作っちゃいました。

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でも非常にいい勉強になりましたよ、デフォルメ。

自分の絵の可能性探索というのは一筋縄ではいかないけれど、

ちょっと新しい自分の描き方に出会える時

これほど面白いものもないと私は感じました。

正直な話、このお題を頂いてから

私の絵ってどちらかというと緻密系で厳しい。。。と

頭を抱えていた時期もありました。

普段落書きで描いているような自画像は既にデフォルメではありますが

今回求められたのはこういうデフォルメでない、デフォルメ。

普段自分がそのような対象を描くときには

デフォルメを使わないので、これはなかなかどうして、、、という

気持ちで、白い紙を見つめて動けない時間も沢山過ごしました。

とりあえずボツになったけど、試しに描いてみたラフを

描き上げるところから初め、とにかくタッチや色を確認する。

こういうことはパソコン上でやる方が

時間も労力もかからないのかもしれません。

でも、私にとって自分の手が鉛筆で汚れるくらい描いたり、

色を調合して塗ったりする時間はとても大事な気がします。

紙に描くことは、パソコンでは得られない生の経験値の積み重ねです。

パソコンでやることができない人の言い訳かもしれませんが(笑)

私自身はこのやり方でないと進化できないような気がしています。

描き損じは沢山出るし、効率も悪い。

昼夜ひっくり返るし、運動不足。

でも、少し紙から離れて別のことをしている時も、

頭のどこかでデフォルメとは何ぞや!と問い続ける時間を経て

この数日間でやっと集中して紙に落とし込む時間を得ました。

まあ、ここまでが大変時間がかかる。

今後はもっと効率を上げていけよ!と

どこかからお叱りが飛んできそうですが、、、

土壇場の底力ってあると思うんですよね。。。

というわけで、今年も早々に絵に悩み苦しみつつ

そういう時間を持てることを感謝して、

新しい自分の境地を少しずつ発見して行きたいと思います。

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