この世界の片隅に、観ました。
既に漫画としてのクオリティが高く、
映画も素晴らしかった。
戦争という大きな渦の端っこで生きる
市井の人のささやかな暮らしのなんと尊いことか。
恥ずかしながら原作漫画はきちんと読んでいませんが、
2か月前ふとテレビをつけたら映画化のドキュメンタリーが流れていました。
主人公すずさんの何気なく描くスケッチが心に沁み込みます。
彼女の心を支える絵。
彼女が世界を観るフィルターの細やかさ。
切ないこともあるけれど、いつも笑って暮らせたら。
辛いこともあるけれど、それでも人生は続いて行くのだから。
ほろほろと涙がこぼれた映画です。
きっとこれからも折に触れて
その意味をかみしめる映画なのではないかなと思います。