シネスイッチ銀座 映画感想絵日記 vol.39 『太陽のめざめ』 Aug.6, 2016
おっとっと。
実はこちらが8月一本目の映画でした。
大女優カトリーヌ・ドヌーヴと、新人俳優ロッド・パラドの光るドラマ。
ロッド・パラドの演じる少年マロニー(マロニーちゃん!)の
やり場のない苛立ちや怒りの根源は、「愛されたい」という渇望。
愛への渇望が暴力という衝動に表現に変わる。人間とは不思議な動物ですね。
何度もさじを投げられてきた少年が、彼を諦めない人々の想いに
なんども寄り道をしながら応えていく姿を観ていたら
ちょっとドキュメンタリーを観ているような気持ちになりました。
静かによい映画です。
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