Hamaguri Ryoko-Soloris Works

ソロ活動のリス改め「はまぐり涼子」、絵を描く。

はまぐり動物園 @ cafe cococara 7/28~8/31

鎌倉ではしばらく展示の予定もないだろうなぁと思っていた矢先、

陶芸家の友人つてに知り合ったカフェの方から

展示のご相談を受けました。

7月28、29日の土日に、佐助エリアのさんぽ市というイベントがあり、

カフェココカラさんは、子供たちが楽しめるようにと、

折り紙の「ココカラ動物園」を企画されました。

私の絵を気に入ってくださっているご夫婦が、

ちょっと一緒に飾れませんかとご相談くださったのがきっかけです。

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きっとオーナーさんご夫婦はもっとかる~く、ゆる~く、、、と

思っていらしたと思いますが(笑)、動物イラストを

最近描きためていた私は喜び勇んでカフェに打ち合わせへ。

やるならそれらしくちゃんとやりたいという思いもあって、

8月中も展示させていただけることになりました。

カフェとしてはそんなに大きなスペースではないのですが

最初に伺った時から展示しやすそうな壁だ。。。と思っていたワタクシ。

じゃあ、これまでに描いた動物の赤ちゃんたちを貼ります!と

やる気になりました。

ところがこの壁、長さ5.6メートル。

額に入った絵を飾るにはそれほどの面積ではありませんが、

小さい切り抜きイラストを壁全体を背景に貼るにはかなり広くて長い。。。

この2,3週間ウンウン考えて、動物も更に描き加え

結局本日背景の準備がほぼ整いました。

これまで個展の展示計画は数カ月考えて3週間くらいで

完成させるというえらく長い時間をかけていたので

この短期間で、はまぐりらしい展示を考えるのは

よい経験でした。

後は切る、貼る、飾る。

今回は、服飾デザイナーとのコラボ第二弾もあります。

ペイントという新しいミッションを与えられ、

おっかなびっくり、でも好き放題トライしております。

壁に飾る水彩の赤ちゃん動物たちはふわふわになって

お客さんと一緒に持ち帰ることができる何かになります。

カフェのオーナーさんご夫婦も仰ってますが、

この猛暑の中、山側の佐助を歩くツワモノがどれくらい

いらっしゃるかわかりません。

鎌倉駅西口からは徒歩12,3分、税務署を過ぎた

サスケストアのある交差点佐助一丁目の信号を左に

曲がったすぐ右わきにブルーの柱にガラス張りの

カフェがあります。

営業時間は10:30~18:00 、

お休みは8/1、8、15、22、29の水曜日に加え、

展示のお休みは8/4土曜日(お店のご予約先約ありのため)。

(8月は通常お休みの第2火曜日も営業します。)

どうぞ暑いのも大丈夫なツワモノさん、いらっしゃいませ。

コラボ作品も一点ものばかりですので

楽しんでいただければ幸いです。

※在廊日は分かり次第お知らせします。

はまぐり涼子、劇中画の巻。「99歳 母と暮らせば」上映のお知らせ

2年ほど前に友人の展示でお会いしたイメージテンの映画監督谷光章さん。

彼が撮った前衛華道家のドキュメンタリー「華 いのち 中川幸夫」を

ずっと観たいと思いながら時間がすぎていたのですが、

谷光さんからこの春連絡を頂き、取り掛かっているドキュメンタリーの中で

私のイラストを使いたい、と言ってくださいました。

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99歳の谷光さんご自身のお母様をめぐる家族と介護を

前向きに見つめるドキュメンタリーの中で、

一部回想場面に私のイラストで使って頂きました。

「あの、いつも描いてる目がテンテンのほのぼのした絵で」というのが

監督の注文でした。

絵を頼まれると結構真面目に描いてしまう質のワタクシ、

初っ端から何テイクも取り直しならぬ描き直しを経て

監督の合格点を頂きました。

昭和初期の体験したことのない場面を描く面白さや、

映画監督さんと仕事する貴重な経験をさせていただきました。

7/20封切りで湘南での上映会があります。

周りに介護をされている方や老老介護の一つのあり方に

関心のある方、ぜひおいでください。

私も当日伺います。

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はまぐり映画日記22, 23, 24 ザビエル・ウィーク01 「マイ・マザー/胸騒ぎの恋人/わたしはロランス」

グザヴィエ・ドランくんが騒がれていた頃にオンタイムで

観なかった彼の監督(及び主演)作品を一気に観ることにしました。

グザヴィエってフランス語ですけど、

スペイン語だとザビエルなんですよね。

私の大学の精神的創立者というのが、みなさん日本史でご存じの

フランシスコ・ザビエルさんなんですけど、

ワタクシ在学中にザビエル・ウィーク実行委員長ってのを

やるはめになったのを思いだして、二十年振りに全く関係ない

ザビエル・ウィークを実施しております。

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たまにはA型気質引っ張り出して、時系列に観るぞ!と

真面目に順を追って観ております。

グザヴィエ氏、今年で29歳のようですが、

まあ若い頃から美しいですね~。

おしゃれな髪型しちゃって、映像と音楽の合わせ方なんて

ほぼミュージック・ビデオだよな~と思いながら観ています。

そんなことを思って色々調べたら、2015年にアデルの

「hello」のMVを作ってたのこの人だったと分かりこれまた納得。

後半戦つづきまーす。

はまぐり映画日記22 「フランシスコの二人の息子」

いつも面白いチョイスをする友人が数カ月前に観てよかったと

教えてくれた映画。

何の前情報もなく観ましたが、この前に観たストリート・オーケストラも

ブラジル映画で音楽の話、その前のベニスに死すもテーマは違うけど

音楽が重要な要素の映画でした。

面白い、面白い。

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はまぐり映画日記21 「ストリート・オーケストラ」

音楽にまつわる映画も結構好きだなぁ。

ブラジルが最近気になります。

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はまぐり映画日記20 「ベニスに死す」

ずっと気になっていたヴィスコンティ映画の一つで、

衣装の美しさ、上流階級の優雅な生活、少年の輝く美しさが印象的でした。

知識で観るより、美的感覚で楽しませてもらった作品です。

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はまぐり映画日記19 「万引き家族」13, Jun, 2018

散らばった思考をまとめる私の力がイマイチなのか、

ぱんぱんぱーんと適切な言葉がでてこない映画です。

正直なところ、本能的に観たい!!!という衝動よりも

パルム・ドール受賞の大ニュースの波に野次馬的に乗って

観に行ってしまった感も否めません。(笑)

とはいえ、映画好きの友人と話をしていた時に

私が二十代に意識的に観に行った数少ない邦画の一番最初の映画が

是枝監督初長編デビューの「幻の光」だったことに気付いたので、

もう少しいずまいを整えて鑑賞に臨もうと思ったのも理由の一つです。

そして、観て一日経ってから書いた感想が以下。

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モヤってますね。

でも、この整理しきれていないモヤっと感も描き残しておいて

数年経ったときどう思うかもちょっと楽しみです。

友人が、「是枝さんの映画ではいろんな家族のきずなが描かれているけど

海街diaryの雰囲気を引きずったまま観るとトンデモナイよね」と言いました。

ドキュメンタリストだった是枝さんの作品の印象深さは

じわじわと来るのですが、まだ消化できない感じです。

とにかく今強烈に残っているのは、出てくる人物たちの

風下にも置き難い泥臭く不完全な人間ぶり。

でも、彼らの作った家族のきずなは揺れながらもブレながらも

存在していた感覚が残ります。

私は、もう少し消化に時間がかかりそうだな、と思った映画です。

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